2005年9月中旬 山梨県 晴
シルビアシジミを撮影に行ったのが10日以上前だが、全く見ることができなかった。もっと後に行こうかと思っていたのだが、昨年は20日より前に擦れた雄が観察されているので、ちょうど良い時期かと再挑戦に行く。
早い時間だと足が露で濡れてしまうが、活動が鈍いので確認はしやすい。しかし、ミヤコグサがの多い場所ではヤマトシジミばかりだ。その上、草刈りが行われて、土手の片側は綺麗に刈られてしまっている。反対側も時間の問題だ。
仕方なしに今までと逆の方向を散策すると運良く雌のシルビアシジミを発見できた。少し擦れているが、翅も開いてくれた。
戻って、昨年も撮影した場所の近くを探すと、今度は新鮮な雄を見つけた。
シルビアシジミ(雄・静止)
じっくり開翅を待ちたいのだが、草刈りが迫ってくる。仕方がないので、追い立てて飛翔写真を狙うが、使える写真は1枚もなかった。
草刈りは手動の機械と、運転する草刈り機で行っていた。刈られた場所も見てみたが、ミヤコグサも少しは残っているので、何とか生息は続けてくれるのではと思う。荒れ放題でも環境が悪くなるかもしれないので、適度な手入れは必要なのかもしれない。撮影に来た日にやらなくてもと思うのは勝手な都合か。(^^;
土手にはツルボが多く咲いていて、ニラの花とカワラナデシコも各所に咲いている。ヤマトシジミ、ベニシジミのツルボでの吸蜜、イチモンジセセリのニラの花での吸蜜を撮影した。ベニシジミは求愛シーンも観察できた。雌は翅を震わせて交尾を拒否していた。
唯一見つけたミヤマチャバネセセリはカワラナデシコで吸蜜してくれた。奥の方に蜜があるのだろうか、花の中に顔を突っ込んで吸蜜を繰り返していた。
ミヤマチャバネセセリ(吸蜜)
山梨の河川敷の蝶の写真
草刈りが邪魔なので早めに退散して山の方へ向かった。