2002年7月中旬 山梨県上九一色村
スジボソヤマキチョウは2002年に何度か撮影する機会があった。
一番印象に残っているのは山梨県の草原で集団吸水を撮影したときだった。蝶の集団吸水を見たのがこのときが初めてだったのだ。獣糞に集まるヤマキマダラヒカゲは見ているが、少しぬかるんだ地面に多くの蝶が吸水している光景は圧巻だった。
スジボソヤマキチョウ(集団吸水)
場合によっては100以上も集まるらしいが、このときは20匹程度だったと思う。
後で画像を見直して気づいたのは、周囲に多くのホシチャバネセセリが一緒に吸水していることだ。このときは、こんなに小さいセセリチョウがいることも知らなかったので、全く気づかなかったのだ。今年は吸蜜を撮影できたが、吸水を撮影しようとすると全て逃げられてしまった。今から思うともったいない話である。(笑)
2002年7月下旬 長野県軽井沢町
もう1つ、印象には残っていなかったのだが、浅間山の近くの山へ行ったときに撮影した写真がある。初めての飛翔写真である。もちろん、狙って撮影したのではない。
スジボソヤマキチョウ(飛翔)
飛翔写真を狙って撮るようになったのは昨年からである。昨年はゆっくり飛ぶ個体に出会えたので、納得できる写真も撮れたのだが、背景に関してはこちらの方がはるかに良い。当時はあまり良い写真と思っていなかったのだが、今見るとなかなか良いと思うのも蝶の写真に対する考え方が変ってきたのだろう。
「写真館」のスジボソヤマキチョウ