2008年8月上旬 晴
「ヘムレン の Nature Photo」ののヘムレンさんからキリシマミドリシジミ探索のお誘いで出かけることになりました。2年前は幸運にも雌を撮影できましたが、活動時間の撮影は困難だと考えて早朝の探索です。
これだと早めに別の場所へ移動できるという考えもありましたが、結果的にはその通りで、長竿で叩くとそれらしい蝶が何度か見れたものの時期的に早朝でも気温が高く降りてくることはありませんでした。
ここでの撮影はホソバセセリの吸蜜です。
ホソバセセリ(吸蜜)
富士山麓のクロシジミのポイントへ到着すると、採集者でなく、撮影者がいました。話を聞くと時期が少し遅いようで、その人は幼虫の観察をしているそうでした。
やはり雌が多いようですが、綺麗な個体も見れました。
クロシジミ(静止)
広角でも何枚か撮影しましたが、なぜか途中でマニュアルフォーカスになっていたようで、気づいてから撮影したのは少しだけでした。
クロシジミ(静止)
パスト連写の飛翔はちょっと不満ですが、掲載しておきます。
クロシジミ(飛翔)
教えてもらって撮影した幼虫は下に掲載します。
移動した先のゴマシジミのポイントでも複数のクロシジミが見れました。
マツムシソウの吸蜜は擦れた個体ですが、嬉しい組み合せです。
クロシジミ(吸蜜)
ゴマシジミの方は確認できたのが2個体だけで、時期が早いのかとも思ったのですが、撮影できたのは産卵行動を観察した雌なのですがすでにボロでした。
ゴマシジミ(吸蜜)
ホシチャバネセセリ、ヤマキチョウ狙いの草原に移動すると、ミヤマカラスシジミが多く見れました。産卵行動は初撮影ですが、残念ながら卵は確認できませんでした。
ミヤマカラスシジミ(産卵)
ホシチャバネセセリは1個体だけで、かなりお疲れモードです。(^^;時期が遅かったのでしょうか。
ホシチャバネセセリ(静止)
他にはオオウラギンスジヒョウモンの吸蜜を撮影しました。
オオウラギンスジヒョウモン(吸蜜)
ヤマキチョウらしい蝶は1度だけ見ましたが、アザミの花が先きはじめで吸蜜が期待できるのはもう少し後かもしれません。
同行のヘムレンさん、ありがとうございました。
クロシジミの幼虫の写真
こちらはGX100での撮影です。クロオオアリ、アブラムシが一緒に写っています。
クロシジミ(幼虫)
クロシジミの幼虫は2齢くらいまでアブラムシの汁で育ち、その後はクロオオアリの巣に運ばれクロオオアリに餌をもらいます。クロオオアリの刺激で蜜を出すと巣に運んでもらえるようです。そういうシーンも見てみたいものです。
クロシジミ(幼虫)
by banyan10
| 2008-08-09 17:30
| 蝶
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