2008年12月上旬 晴
ムラサキツバメの一番大きな集団が集まっていたモクレンが黄色くなっているということで、様子を見に行きました。ところが全く姿が見当たりません。午後になって「コロポックル讃歌」のclossianaさんと「90% Papillon」のpapilaboさんが来てから詳しく見てみると地面に多くの死骸が見つかりました。越冬していた葉が落ちるのは近いと思っていましたが、タイミングも悪く、人通りが多い場所に落ちたのも悪かったようです。残念ですが、これも貴重な記録ですね。落葉樹の少ない地域から来た蝶なので、避けるという知恵がないのかもしれません。
脚立を借りて、生き残りかどうか分かりませんが別の葉にいた唯一の個体を撮影しました。
ムラサキツバメ(越冬)
別の場所のモクレンも中規模の集団は葉が落ちてしまったようで、他の葉に小さな集団がありました。この葉もそのうち落ちてしまうでしょう。
ムラサキツバメ(越冬集団)
スダジイの大集団も大幅に数を減らして1桁の集団になっていました。こちらは何が原因か不明です。鳥にでも襲われたのでしょうか。
イチョウの葉で越冬するウラギンシジミも見たかったのですが、こちらも葉が落ちてしまったようで残念でした。
公園内のもみじがちょうど見頃で、綺麗に色付いていました。小川に写る紅葉を撮影してみました。
紅葉
カクレミノの集団は選んだ葉が見事な黄色になっていました。
ムラサキツバメ(越冬集団)
ムラサキツバメがあまり見れない場所ですが、トウカエデが綺麗に色付いています。午前中に近くで活動している個体がいました。良い位置には止まらなかったのですが、何とか撮影しました。樹の幹が邪魔です。(^^;
ムラサキツバメ(静止)
公園内の各所でネズミモチの赤い実が目立ちます。少し高い位置ですが、ムラサキシジミが近くで翅を広げてくれました。
*クロガネモチの間違いでした。
ムラサキシジミ(雌・静止)
赤み実の手前に止まっているムラサキツバメもいました。
ムラサキツバメ(静止)
かなり擦れた雄ですが、後で写真を見直すと少し緑色をしています。昨年は綺麗に緑に輝く雄がいたので、その遺伝子を受け継いでいるのかもしれません。
ムラサキツバメ(雄・静止)
この日は脚立を持って行くので車で行ったのですが、自分のは使いませんでした。(笑)
飼育していたヤマトシジミの蛹が黒くなって羽化しそうだったので持って行ったのですが、到着前に羽化してしまいました。記念撮影だけでもと葉に止まらせようとしたら飛んでいってしまいました。
by banyan10
| 2008-12-04 16:53
| 蝶
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