2009年9月中旬 晴
「蝶と蜻蛉の撮影日記」のdragonbutterさんにクロマダラソテツシジミのポイントを教えていただいたので、外出のついでに見に行ってきました。dragonbutterさん、ありがとうございました。
クロマダラソテツシジミは東南アジアなどに生息する蝶で、日本では稀に沖縄で発生する程度の迷蝶でした。過去に何度か発生したものの、翌年には見れなくなっていたようで定着する蝶ではないと思っていました。名前のとおりソテツで発生します。
2007年には沖縄から九州などで発生し、沖縄へ行ったときに撮影しました。このときも長くは続かないと思っていたのですが、予想外に継続して発生して関西まで拡大していきました。西日本で撮影している方のブログなどには頻繁に登場し、クマソの愛称で親しまれているようです。(笑)
今回はNHKのニュースでも東京での発生が取り上げられ、目にした人も多いと思います。沖縄で撮影していますが、関西で撮影した写真を見ると低温期の雌は青が綺麗で見てみたいと思っていました。
ポイントへ着いて探すと、数は多くはないですが飛び回っていました。
クロマダラソテツシジミ(雄・静止)
雌を探しますが、ほとんどが雄のようです。ここはソテツが1本しかなく、良さそうな新芽があまり残っていないので、雌は交尾の後でソテツを探して飛んで行くのかと思われます。幼虫も見つかりませんでした。1匹だけ見れた雌の開翅を撮影できました。
クロマダラソテツシジミ(雌・静止)
もう少し青い雌が撮影したかったですが、時期的に早いのかもしれません。
良いところに止まった雄を広角で撮影しました。背景のビルで分かる人がいるかもしれませんが、この蝶の場合は問題ないかと思います。
クロマダラソテツシジミ(雄・静止)【クリックで拡大】
パスト連写で飛翔も撮影しました。
クロマダラソテツシジミ(雄・飛翔)
雌をもう少し撮りたいと思って探すと、交尾が成立していました。
クロマダラソテツシジミ(交尾)
他には雌が見当たらないので、単独での撮影は諦めるしかありません。(^^;
クロマダラソテツシジミ(交尾)【クリックで拡大】
関西では昨年から継続して発生しているようですが、関東ではどうなるのでしょうか。