2009年11月上旬 晴
南紀のもう1つの狙いはヤクシマルリシジミです。沖縄で撮影したことはありますが、南国の強い陽射しではほとんど翅を開きません。本州の11月なら鮮やかな瑠璃色が期待できます。
簡単に見つかると思っていたのですが、サツマシジミは各所で見れたのに良さそうな環境でも姿が見えません。
kenkenさんが見た場所を教えてもらっていたのですが、どこでも見れるということで地名しかメモしていなかったのが裏目に出ました。(^^;
時間もないのでサツマシジミを撮影したポイントで会った採集者にポイントを教えてもらいました。
ちなみに、そこではルリウラナミシジミが発生していたようですが、大部分が採集された後で時期的にもボロしか期待できないということでした。こちらの瑠璃色も見たかったのですが仕方ありません。
狭い範囲ですが、複数のヤクシマルリシジミが飛んでいました。
ヤクシマルリシジミ(雄・吸蜜)
吸蜜以外は活発に飛んでいます。吸蜜も数回だけで、パスト連写はあまり綺麗に撮れませんでした。
ヤクシマルリシジミ(雄・飛翔)
花以外に止まると翅を開きますが、静止時間が短いので撮影できたのは一度だけでした。
ヤクシマルリシジミ(雄・静止)
雌の方は少し傷んだ個体でした。
ヤクシマルリシジミ(雌・静止)
パスト連写で飛び立つところを撮影すると斑紋が輝いて見えます。同一個体ですが、角度によって輝くようです。
ヤクシマルリシジミ(雌・飛翔)
早めの時間か夕方に撮影すればもう少し開翅を撮影できたかと思いますが、帰りが長いので撮影終了です。渋滞が分かっていれば、あと2時間くらい粘っても帰宅時間は大きな差はなかったかもしれません。(笑)
初めての三重、和歌山でしたが、伊勢神宮、熊野古道、那知の滝などの観光もせずに蝶を追いかけました。
初日の夕方だけ夕陽を見に海辺へ行きました。大平洋に沈む夕陽が綺麗です。
海に沈む夕陽
こんなときも夕陽を背景に広角で撮影したいと蝶を探してしまいます。(^^;
幸運にもボロのヤマトシジミですが、良い場所でお休みモードで見つかりました。
ストロボを使ってみたりしたのですが、シルエットに近い方が良い雰囲気です。
ヤマトシジミ(静止)
今回の遠征で唯一の海を背景にした広角です。