2010年7月中旬
翌日は朝から標高を上げてタカネキマダラセセリのポイントを目指します。
この日も雲1つない好天ですが、ヘムレンさんは残念ながら足の調子も悪くて下で分かれました。
ポイント手前で「蝶の玉手箱」のcactussさん、ベニモンカラスシジミの撮影で一緒だった2人と合流しました。
すでに活動を始めてテリトリーを張っている雄が飛んでいました。
タカネキマダラセセリ(雄・静止)
パスト連写で飛翔を撮影しました。
タカネキマダラセセリ(雄・飛翔)
長い求愛も観察できました。たくさんシャッターを切ったのですが、設定が悪くて写りはいまいちです。
タカネキマダラセセリ(求愛)
このときは交尾は成立しませんでしたが、しばらくすると少し離れた場所で撮影している人が交尾を観察して呼んでくれました。
最初は葉の上だったそうですが、葉裏に移動してしまったそうです。少し撮影してから、また上に移動してもらいました。(笑)
タカネキマダラセセリ(交尾)
高山蝶の中でも簡単には見ることができない種類の交尾なので嬉しい撮影です。広角で雪渓の残る稜線を背景に撮影しました。
タカネキマダラセセリ(交尾)
数は多くないですが、まだ早いかと思っていたクモマベニヒカゲも発生していました。
クモマベニヒカゲ(雄・静止)
陽射しが強く、特に逆光だと真っ黒になってしまいます。良い写真が少ないのが残念ですが、少し翅を開いたところです。
クモマベニヒカゲ(雄・静止)
敏感なのでパスト連写の撮影チャンスも少しだけでした。
クモマベニヒカゲ(雄・飛翔)
両種ともに何度か吸蜜していたのですが、まともに撮れませんでした。
昼前に下へ降りてヘムレンさんと合流しました。トンボの撮影を考えていた湿原はあまり見れなかったそうなので、渋滞を考えて早めに帰ることにしました。それでも、帰りの渋滞にはしっかりつかまりました。(^^;