2010年8月上旬
神奈川のIさんの案内で先日とは違うキリシマミドリシジミのポイントに挑戦です。
キリシマの達人、「但馬の蝶・播磨の蝶」のTさん、静岡のKさんも同行です。
Tさんが長竿で叩きながらIさんが昨年見つけたポイントを目指します。何度も近くは行っているのですが、行ったことのない場所です。
途中で雄が飛び出すのが確認でき、ポイント付近では雌も見れたそうで期待が膨らみます。
前週のポイントとは全く雰囲気が違い、いかにもキリシマミドリシジミが期待できそうな素晴らしい環境です。先週の場所も多くのキリシマミドリシジミを昨年確認して、運が良ければ良い位置に来るポイントですが、こんな場所?という印象なのです。
ところが、ガスが出てきてすっきり晴れてくれません。
太陽が出ないと雄の飛翔は期待できないということで、下の方へ飛んで来る可能性がある雌を探してみましたが成果ありません。
カラスアゲハは何ケ所かで吸水などを観察できました。また、ホソバセセリがオカトラノオで吸蜜していました。
ホソバセセリ(吸蜜)
陽射しのある時間帯も増えてきましたが、飛び交う気配がありません。青空が広がるような好天でないと駄目なのか、まだ数が少ないせいかもしれません。
それでもTさんが昨年と同様にアカガシの同じ場所に固執している雄を見つけてくれました。少しだけ昨年よりも近い気はしますが、思いきりトリミングしてやっと分かる距離です。
キリシマミドリシジミ(雄・静止)
それでも昨年よりは条件が良いのか、そこそこピントも合って、何より新鮮なのが嬉しいです。
葉の付け根あたりに好みの成分があるようで、吸汁しているようです。
キリシマミドリシジミ(雄・吸汁)
昼頃に先日の場所へ移動しようと向かいましたが、標高を上げると雲が厚くなってきたので方針転換です。
富士山麓のキマダラモドキを探しに行きました。
ここではカシワの周辺で発生しているようで、幹に止まっていることが多いそうです。
しばらく探すと樹液が出ているカシワに集まっているのが見つかりました。
キマダラモドキ(雄・吸汁)
カシワは関東ではあまり見ないので、樹液が出ているのも初めて見ました。
近くの幹に止まったところを撮影すると、新鮮な雄で綺麗です。
キマダラモドキ(雄・静止)
ゆっくり近づいて広角でも撮影しました。
キマダラモドキ(雄・静止)
樹液を吸汁しているときは近づきやすいので、下から広角で狙いました。ストロボをソフト発光です。
キマダラモドキ(雄・吸汁)
キリシマミドリシジミは少しだけ前進という印象ですが、何とかもう少し近い距離で撮影したいです。
案内いただいたIさん、同行の皆さん、ありがとうございました。