2010年8月上旬
「Nature Diary」の虫林さんとキリシマミドリシジミに今年3度目の挑戦です。
静岡のKさんも来ていて現地で合流です。
渋滞で少し遅れてしまいましたが、到着してしばらくすると飛び始めました。今までで一番近い場所を飛んでいます。
白と緑が点滅するように見える飛翔はキリシマミドリシジミ独特で、見るだけでも価値があります。
止まる位置が少し遠いですが、これも今までよりは近づきました。
キリシマミドリシジミ(雄・静止)
これで7メートルくらいです。実は前日に中野の有名店にレンズを買いに行きました。
ニコン純正の300mmズームレンズがだいぶ安くなったのと、1.4倍のテレコンはオートフォーカスも大丈夫のようなので、レンズは新品、テレコンは中古で購入です。カメラの方は半年くらい前に間違えて買ったD5000です。(笑)D90を買うつもりでしたが、似たような仕様のようなので直前に変えてしまったのが失敗で、持っているレンズはオートフォーカスが使えずにあまり使っていませんでした。
そんなわけで、ISOも高くして遠くを撮影するには以前より有利になっているはずです。
上と同じ位置ですが、向きを変えたところを写したのが今回のベストショットです。
キリシマミドリシジミ(雄・静止)
裏面の白もかなり新鮮で、少し開いた緑も鮮やかです。
もちろん、かなりのトリミングですが、トリミングをしないでも認識できるくらいに写っているので、かなりの前進です。
一番近くに止まったのが6メートルくらいの距離でした。
キリシマミドリシジミ(雄・静止)
こちらは少し擦れた感じの個体です。このように葉の先端に止まって少し開くことが多かったです。
昼頃になると速く飛んで止まらなくなってきました。Kさんと山梨へ移動してクロヒカゲモドキを探しました。
今まで何度か撮影している場所では2回ほどそれらしい個体を見かけましたが、撮影できません。夕方の4時くらいでも飛ばないので諦めました。
もう一ケ所だけ以前にKさんが見た場所があるというので寄ってみることにしました。
5時を過ぎていましたが、数カ所で高速に飛ぶ姿が見れました。活発に飛ぶ姿は卍飛翔を長く続けてゼフと同じようです。
カシオのカメラが調子悪いので使えなかったのですが、ストロボ連写なら撮影できたと思います。
単独で飛んでいる雄はしばらくすると止まります。まだ十分綺麗な雄です。
クロヒカゲモドキ(雄・静止)
テレコンははずしていますが、暗い時間なので高感度と手ぶれ補正の効果は大きいです。
クロヒカゲモドキ(雄・静止)
止まるとすぐに開く雄もいましたが、少し擦れていました。
クロヒカゲモドキ(雄・静止)
新鮮な雄の翅表を撮影するチャンスが一度あったのですが、カメラに慣れていないせいか撮影できなかったのが残念です。
それでも、朝晩に別の種類の見応えある飛翔を観察できた1日でした。