2010年8月中旬
チャマダラセセリは今までに春の茨城でしか撮影していません。
夏型は数が少なく、茨城は他の蝶も少ないので挑戦していませんでした。
木曽なら少し移動すれば他の蝶も見ることができそうなのと、数名の方から情報をいただいたのでお盆休みに見に行くことにしました。
春でも気温が上がると素早く飛んで撮影が難しくなるので、早い時間に着きました。ところが曇っていて蝶が飛ぶ条件ではなさそうです。
しばらく環境や食草の多い場所を探しながら、眠っている蝶を探してみますが、そううまくはいきません。
やっと薄日が射してきた頃に「翔写真館-蝶の飛翔写真」のAさんが来ました。
その後、すぐに雌が見つかりました。まずまず綺麗な状態で、朝露に濡れた草の中で撮影です。
チャマダラセセリ(雌・静止)
広角でも撮影しました。
チャマダラセセリ(雌・静止)
更に、羽化直後と思える新鮮な雌も登場です。翅表の質感、縁毛まで美しかったです。こちらも広角です。
チャマダラセセリ(雌・静止)
この雌は少しするとシロツメクサを好んで吸蜜を繰り返してくれました。
チャマダラセセリ(雌・吸蜜)
すぐに翅を開いてしまうので、翅裏がなかなか撮れないのですが、何とか少し閉じたところを撮影しました。
チャマダラセセリ(雌・吸蜜)
もう雄は終わりかと思いましたが、やっと雄と思われる個体も見つかりました。
チャマダラセセリ(雄・吸蜜)
初めての夏のチャマダラセセリを楽しむことができたので、午後からはゴマシジミを見に行きました。
ところが見つけることができません。入れ替わりで次々に採集者もやってきます。
ある程度の広さはある場所ですが、厳しい状態のようで心配です。
ここでは蕎麦の花に来た蝶を撮影しただけですが、その中からモンキチョウを掲載します。
モンキチョウ(吸蜜)
これまで蕎麦での吸蜜はチャンスがなかったのですが、普通種でも絵になります。
夕方にミヤマシジミを撮影しました。何度も来ていますが、いつも多くの個体が見れて嬉しい場所です。
ミヤマシジミ(雄・吸蜜)
雌も新鮮な個体が多く観察できました。
ミヤマシジミ(雌・静止)
数は多いのですが、いまだに交尾が未撮影です。今回も駄目でした。
翅裏の青い紋が綺麗な雌です。
ミヤマシジミ(雌・吸蜜)