2010年11月上旬
久しぶりに朝から青空が広がった休日です。
毎年のように行っている湘南のムラサキツバメのポイントへ行きました。
ムラサキツバメは成虫で越冬し、越冬個体が羽化して数が増える頃です。
しかし、越冬集団はまだ形成されません。集団が見られる場所へ行ってもこの時期は少ししか成虫は見ることができません。
この場所は集団が形成される時期には行っていませんが、羽化した成虫が集まって越冬集団を形成するまでの期間を過ごす場所ではないかと考えています。
ちなみに、自宅近くのムラサキツバメは幼虫は多く確認できますが、この時期に成虫は単独でしか観察できていませんし、越冬集団は全く確認できていないのが残念です。
ポイントへ着くと、時間が早いかと思いましたが新鮮な雌が出迎えてくれました。
ムラサキツバメ(雌・静止)
ほとんど擦れていない綺麗な雌です。
この場所は毎年花壇にマリーゴールドが植えられて、吸蜜が観察できるのですが、今年は花がありません。財政難なのでしょうか、自生している花ではないので仕方ありませんが残念です。(^^;
気温が上がってくると活動する個体が増えてきました。
雄も翅を開きましたが、ほとんど真っ黒です。(笑)
ムラサキツバメ(雄・静止)
不思議なのは雌雄が近くを飛んでも求愛が観察できないことです。交尾は越冬後ということなのでしょうか。
低い位置に止まったり吸水する個体も増えてきました。
ムラサキツバメ(雄・吸水)
広角で撮影すると、こんな感じです。
ムラサキツバメ(雄・吸水)
気温は特別高くないのですが、陽射しが強いのかあまり翅を開かなくなってきました。
雄の翅表はなかなか満足できる写真が撮れませんが、今回もクリアできませんでした。