今回の目的の1つだったカシワ林のゼフを紹介します。
早朝に叩いての撮影となりますが、前日の夕方の活動時間に様子を見に行きました。
ここで観察できる主なゼフはウラジロミドリシジミとハヤシミドリシジミです。
どちらも薄暮の時間帯に活動する蝶です。ハヤシミドリシジミは兵庫と富士山麓で活発に飛び交う姿を見ています。
到着したのは夕方の5時過ぎです。なかなかテリトリー行動が見られませんでしたが、複数が飛んで卍飛翔も観察できるカシワがありました。高い位置なのでまともに撮影できませんが、何とか写すことができました。
ウラジロミドリシジミ(雄・静止)
撮影時はどちらか自信がありませんでしたが、白線の形状、尾状突起の短さからウラジロミドリシジミのようです。
ウラジロミドリシジミ(雄・静止)
良い写真ではないですが、活動時間帯の撮影ができて良かったです。
別のカシワではかなりの数が飛び交っている場所がありましたが、撮影は難しいところでした。
下草から飛び出した雌を撮影できました。
ウラジロミドリシジミ(雌・静止)
ハヤシミドリシジミは時期が遅いのか、少し移動するのか、テリトリー活動は観察できませんでした。
翌朝は「
蝶鳥ウォッチング」のyodaさんと合流しての探索です。
狙いは両種の雄の開翅でしたが、降りてくれるのはウラジロミドリシジミの雌ばかりです。
ウラジロミドリシジミ(雌・静止)
高い位置ですが、やっとハヤシミドリシジミの雄が撮影できる位置に止まりました。
ハヤシミドリシジミ(雄・静止)
ウラジロミドリシジミと比べるとかなり大きく感じます。
残念ながら翅を開かずに飛んでしまいました。
2人で2時間以上頑張りましたがギブアップです。ウラジロミドリシジミの雌の翅表に切り替えるべきだったかもしれません。