2年ぶり3度目の常念です。1度目は天気が悪くて全く成果なし、2度目はタカネヒカゲをたっぷり撮影できましたが、発生初期のミヤマモンキチョウは撮影チャンスなしでした。
ミヤマモンキチョウは浅間山系で何度も撮影していますが、北アルプス産はアルプスモンキと呼ばれ赤い縁毛は標高が高いこともあってグレードが上の印象です。
昨年のヤリガタケシジミを含めて本州の高山蝶は全て撮影していますが、これを撮影しないとやり残した感じもありました。
天気が心配だったので昼前に稜線に到着です。
槍ヶ岳は見えたり隠れたりで広角で背景に入れるのはタイミング次第でしょうか。
運良く一番良いときに見えてくれました。
ミヤマモンキチョウ(雌・吸蜜)
ベストショットですが、何か違います。先週は雌は未発生なのに赤い縁毛は褪せています。
想像ですが、台風のときの豪雨と強風の影響ではないかと思います。これは、また来ないといけないですかね。(笑)
このポイントでは3種類の花が咲いています。中でも一番人気はミヤマダイコンソウです。
雄はさらに痛んでいますが、逆光で撮れば綺麗です。
ミヤマモンキチョウ(雄・吸蜜)
ミヤマママコナの吸蜜も多く観察できました。
ミヤマモンキチョウ(雄・吸蜜)
吸蜜直後の飛翔です。
ミヤマモンキチョウ(雄・飛翔)
こちらは翌朝の朝露の中での吸蜜を逆光で撮影したものです。
ミヤマモンキチョウ(雄・吸蜜)
ミヤマコゴメグサでの吸蜜は2回しかチャンスがありませんでした。どの花も吸蜜源になっているようです。
ミヤマモンキチョウ(雄・吸蜜)
雌はあまり撮影できませんでしたが、吸水は珍しいと思います。
ミヤマモンキチョウ(雌・吸水)
こうして掲載するとたっぷり撮影できたように見えますが、初日は風が強く、午後には曇ってほとんど飛ばなくなりました。
2日目は風は穏やかですが、ガスでなかなか陽が射しません。槍ヶ岳、穂高も見えないので広角には適さない状況です。
それでも陽が出て下山するまでの30分が一番多く吸蜜を撮影できました。
広角での飛翔は一度だけ狙えましたが、常念を背景にできました。ピントはかなり甘いです。
ミヤマモンキチョウ(雄・飛翔)
山の左側がガスが上がっているのが分かるでしょうか。こちらが下山方向で、最後は土砂降りでした。(^^;