キリシマミドリシジミをもう一度狙うつもりで出かけましたが、曇ってきたので予定変更です。
お盆の渋滞回避と交通費節約で宿泊でしたが、2日ともに富士山麓での撮影となりました。
主に2日目に撮影したゴマシジミを先に掲載します。
富士山麓は広くゴマシジミの生息地があるようですが、知っているのは二カ所だけです。
そのうちの1つは今回も1度見ましたが、まだ良い撮影機会に恵まれていません。
確実な方へ移動して撮影しました。
発生初期のようで大部分が雄のようで、飛んでいる個体もなかなか止まってくれません。
ようやく羽化直後と思える個体を撮影できました。腹部が太いので雌のようですが、羽化直後のためかもしれません。
ゴマシジミ(静止)
追いかけていると別の個体と入れ替わって吸蜜を撮影できました。
ゴマシジミ(吸蜜)
ワレモコウ以外の吸蜜を撮影したのは初めてです。
近くには別の羽化直後に見える個体も見付かりました。こちらは腹部は細いので雄でしょうか。
ゴマシジミ(静止)
少し飛翔撮影に付き合ってもらいましたが、曇りがちの天気でシャッター速度を上げきれません。
ゴマシジミ(飛翔)
少し青いですが、この辺りのゴマシジミは青い個体はほとんど見れません。
ゴマシジミ(飛翔)
下記は山梨県北杜市のゴマシジミ保全の協力のお願いです。
富士山麓を含めた山梨全体でも個体数は減っています。採集を否定する気持ちはないのですが、多くを採集することは自粛していただきたいと思います。
山梨県北杜市に生息するゴマシジミの保全活動へご協力のお願い
山梨県茅ヶ岳周辺には、かつてはゴマシジミが広く分布していましたが、近年急速に個体数を減らし、現在でも生息が確認されている場所はごく限られている状況です。
そこで、この地域のゴマシジミの生息地である山梨県北杜市の2ヵ所(旧明野村で1ヶ所、旧須玉町で1ヶ所)で、2009年よりゴマシジミの生息環境の保全活動が、地元、 北杜市オオムラサキセンター、日本チョウ類保全協会により行われています。
この保全活動では、ゴマシジミの生息に配慮した環境の維持・管理を行っており、草刈りの際に食草のワレモコウを残すように留意しているほか、寄主アリの調査なども行っています。
旧明野村の生息地では、地元の財産区管理会が、保全活動地域でのゴマシジミ採集を禁止する旨の看板を設置し、ゴマシジミを守る活動への協力をお願いしております。また、旧須玉町の生息地は、農地でもあり、棚田の畔が崩れやすいこともあるため、採集だけでなく写真撮影なども含め、地元農家および地権者の許可なく棚田に立入ることをご遠慮いただいております。(こちらも看板を設置しております)
おかげさまで、昨年、特に旧須玉町では、活動区域でのゴマシジミの産卵等も観察でき、明るい展望も開けるのではないかと期待しております。皆様のご理解・ご協力に厚くお礼申し上げます。
しかしながら、これらの地域のゴマシジミの発生は、いまだ厳しい状況に変わりはなく、同地域でゴマシジミが将来にわたって見られるよう、保全活動を進めてまいりますので、今後ともご理解・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
また、保全活動を進めるにあたり、草刈りなどの管理活動にご協力いただけるボランティアを募集しております。本活動にご協力いただける方は、ご連絡をお願いいたします。
NPO法人 日本チョウ類保全協会
〒140-0014 東京都品川区大井1-36-1-301
TEL:080-5127-1696
北杜市オオムラサキセンター
〒408-0024 山梨県北杜市長坂町富岡2812
TEL:0551-32-6648