日曜は都内で発生したクロマダラソテツシジミを探しに行こうかと考えていましたが、曇りの予報です。
前日も曇っていたので、晴れている場所へ行きたくなりました。
そこで数年前から行きたかった浅間山系の高山蝶の幼虫探しと、上田のアサギマダラを見に行くことにしました。
稜線までの道のりは雲っていました。
ササにはセセリの巣が多く、幼虫が見つかりました。見かけることが多いオオチャバネセセリかと思っていたのですが、調べるとコチャバネセセリのようです。ただ背中の筋は2本のようなので、違っていたら指摘お願いします。
コチャバネセセリ(幼虫)
シモツケソウではフタスジチョウの幼虫を探してみました。
食痕と巣と思われるのがいくつか見つかりましたが、ほとんどは空かクモなどが中に入っています。
これは幼虫だと思いますが、生きていないようです。糸が多いのでクモにやられたのでしょうか。
フタスジチョウ(幼虫)?
コヒョウモンモドキの幼虫も探したかったのですが、花が咲いていないとクガイソウが分かりません。(^^;
稜線に出る頃に晴れてきました。クロマメノキでミヤマモンキチョウの幼虫を探しますが、風が冷たくて全く見つかる気がしません。
まだ青い葉も多いですが、綺麗に赤くなっている葉とブルーベリーのような実です。
クロマメノキ
この実は食べてもブルーベリーのように甘酸っぱい美味しさで、少し食べてみました。
ヒロハノヘビノボラズを見に行くとミヤマシロチョウの越冬巣はいくつか見つかりました。
ミヤマシロチョウ(越冬巣)
幼虫は見れないと思っていたのですが、越冬巣の1つの横に入れなかったのか幼虫がいました。
拡大すると気持ち悪いので、小さめに掲載します。この数の幼虫で巣を拡張できるか心配です。
ミヤマシロチョウ(幼虫)
稜線から降りると風も穏やかで暖かく感じます。もう1つの登りが急なピークへは行かないつもりでしたが、クロマメノキも多いので探しながら登ってみましたが、残念ながら幼虫は見つかりませんでした。
下山後は上田のフジバカマを植えてアサギマダラが集まっている場所へ行きました。
積極的に開放している状態ではないようなのが残念です。アサギマダラも期待ほど多くなく、全部で40〜50程度ではないかと思います。
もうピークは過ぎたのかもしれませんが、大乱舞を見るのはもう少し遠くまで行った方がいいようです。
複数を一度に撮るのは苦労しましたが、何とか4匹を写せました。
アサギマダラ(飛翔)
こちらは単独ですが、躍動感ある翅の状態と真上の太陽が気に入っています。
アサギマダラ(飛翔)
他の蝶では想定外のスジボソヤマキチョウが混じっていました。
フジバカマでも吸蜜していましたが、周囲のヒャクニチソウは珍しい組み合わせかと思います。
スジボソヤマキチョウ(吸蜜)
広角は太陽を入れて逆光での撮影です。
スジボソヤマキチョウ(吸蜜)
ミヤマモンキチョウの幼虫はいつか再挑戦したいですが、難易度高そうです。