2005年5月中旬 長野県守屋山 晴
登山口 → 鳥居 → 東峰 → 西峰(往復)
山の会で長野県の南アルプスの南端に位置する守屋山へ行く。久しぶりに参加者10名と賑やかな山行になった。
上々の天気なので、展望も楽しみだが、ちょうどヒメギフチョウの時期なので、見れるのではと期待しながら歩く。
登る途中ではアケボノスミレ、イカリソウ、ヒトリシズカ、フモトスミレ、アカネスミレなどを見る。アケボノスミレが多く、ヒトリシズカも各所に群生していて、ちょうど咲き初めで見頃だった。
途中にザゼンソウの群生地があるが、当然時期が遅くて見ることはできない。数は多くないがニリンソウ、シロバナエンレイソウ、コチャルメソウなどを見る。
守屋山の花の写真1
山頂に着くと素晴らしい展望が待っていた。南アルプス、八ヶ岳などがよく見える。
八ヶ岳
しかし、ヒメギフチョウの方が気になり、少し先まで見に行く。スミレの群落に吸蜜している個体を見つけたが、撮影前に逃げられてしまう。しばらく待機するが、戻って来ても花には止まらない。諦めて更に先へ向かうと、ときおり飛んでくる場所があり、何とか吸蜜、静止の写真を撮ったが、枝が思いきり邪魔していたり、斑紋が写っていない不満足な写真しか撮れなかった。
他にはこの時期の山ではお馴染みの越冬後のヒオドシチョウ、スジボソヤマキチョウを撮影した。ボロボロの姿も厳しい冬を乗り越えた威厳を感じる。
守屋山で撮影した蝶の写真
尾根道にはハルリンドウやヤマエンゴサクも多く見られた。そして嬉しかったのはオキナグサを見ることができたことだ。ただ、ヒメギフチョウの方に気持ちがいっていたせいか、あまり良い写真が撮れていない。特にオキナグサらしい、垂れ下がった状態の写真を撮ろうとしなかったのが悔やまれるところだ。(^^;
オキナグサ
南アルプス、尾根に咲いていた花の写真
帰りは道の駅の温泉で汗を流した。会の山行なので、ヒメギフチョウが見れただけでも良しとしましょう。