2012年6月下旬
前週に続いて秩父で各種のゼフ探索です。
朝から晴れてくれましたが、以前に2回フジミドリシジミを観察している場所も成果なし。
更に奥へ行きますが、良さそうな場所は多いのですが、ゼフの本格的な発生は少し早いようです。
そこで撮影したこれは何でしょうか?(答えは最後)
???
市街地でもまだのようなのですが、驚いたのはオオムラサキでした。
オオムラサキ(雄・静止)
上の雄は獣糞で吸汁に来ていた個体で、そこへルリタテハもやってきました。
やはりオオムラサキの方が強いようです。
オオムラサキ、ルリタテハ(吸汁)
カラスシジミのポイントでは前週は良い位置に来てくれなかったのですが、今回は近くへ止まってくれました。
カラスシジミ(雌・静止)
観察していると産卵場所を探し始めました。
カラスシジミ(雌・産卵)
上の画像では写っていないのが卵ではないでしょうか。
カラスシジミ(雌・産卵)
この後の画像では卵は写っていないので、芽の奥に産卵したようです。
かなり近いのですが、少し届かないので卵は確認できませんでしたが、昨年同じ場所でダンダラさんが撮影して羨ましく思った産卵シーンを撮影できて嬉しかったです。
ウラクロシジミは撮影できる距離には止まらず、夕方に「
秩父の蝶」のtef_teffさんと合流しました。
卵、幼虫を観察した場所よりも成虫が観察しやすいハヤシミドリシジミを案内していただきました。ありがとうございます。
関東では夕方の活発な飛翔は見れる場所が少ないので緑色の輝きは見ているだけでも嬉しくなります。
雌が止まったというので教えてもらいますが、奥の方なのでなかなか分かりません。
やっと葉の奥の方に静止する雌を認識しましたが、自然光では無理なのでストロボで撮影です。
ハヤシミドリシジミ(雌・静止)
近くに雄も止まりましたが、翅を開いてくれません。こちらは自然光で撮影です。
ハヤシミドリシジミ(雄・静止)
活発に飛ぶようになってくると雄もほとんど止まらなくなります。
一度だけ止まって短く翅を開いてくれましたが、あまり綺麗には撮れませんでした。
ハヤシミドリシジミ(雄・静止)
一度低い位置まで卍飛翔があったのですが、近くに飛翔撮影のカメラを持っていなかったのが悔やまれました。
観察した場所とは違いますが、卵や幼虫を見ている地域でカラスシジミ、ハヤシミドリシジミと2種類の成虫を撮影できて楽しい1日でした。
最初の画像はテングチョウの越冬個体です。色も完全に抜けて翅を閉じた状態を見ていないと何だか分かりませんでした。一化の成虫も観察できる時期まで生きている越冬個体は長生きですね。