2012年8月中旬
長野の高原に恒例となっているベニヒカゲの撮影に行きました。
今年も多くのベニヒカゲを観察できました。
低い位置で吸蜜することが多いのですが、珍しく背景が青空で撮影できました。
帯が黄色い雌です。
ベニヒカゲ(雌・吸蜜)
こちらは帯の白い雌です。
ベニヒカゲ(雌・吸蜜)
ツリガネニンジンでの吸蜜は初めて撮影できました。
花の形状的に吸蜜が難しく、顔を突っ込む形になっています。
ベニヒカゲ(雄・吸蜜)
ハクサンフウロでの吸蜜は観察機会も多い方です。
雌は翅表の斑紋の中の白点が目立ちます。
ベニヒカゲ(雌・吸蜜)
長めの求愛を観察しましたが、茂みの中を動き回って撮影チャンスは少しだけでした。
交尾も成立せずに残念でした。
ベニヒカゲ(求愛)
足下から複数が飛び立ったので観察すると車に轢かれたようで左の3匹は死んでいます。
少し待って戻って来たところを撮影した写真になります。
ベニヒカゲ(吸汁)
屍骸から吸汁というよりは、最初から好む物質があった場所に集まって轢かれ、そこに集まっているのではと思います。
例年以上にヤナギランが見事なので、ヤナギランの群落、青空、山を背景の飛翔を狙ってみました。
やはり高い位置を飛ぶことが少ないので、思うようには撮れません。
イメージの半分くらい表現できたかという写真です。
ベニヒカゲ(飛翔)
ここでは10種類以上の花での吸蜜、交尾などを観察していますが、産卵だけが残っています。
今回は少し草花の密度が低い場所で雌を追いかけてみましたが駄目で次回の課題となりました。