昨年はミヤマシロチョウの越冬巣と幼虫を10月上旬に撮影しました。
ミヤマモンキチョウはそのときを含めて3度目の挑戦になります。
今回は他の蝶も多い時期ですが、早い時期の方が確率が高いのではという考えです。
途中で撮影した朝露の中のベニヒカゲです。
蝶の撮影を始めたきっかけもこのようなシーンとの出会いでした。
ベニヒカゲ(雄・静止)
この日も先日もそうでしたが、ベニヒカゲは早い時間帯は雄しか飛んでいないようです。
時間の経過とともに雌の割合が増えていきます。
ミヤマシロチョウが大発生したメギを見に行くと、孵化はほぼ終わったようで各所に巣があります。
もう少しすると幼虫の巣も越冬巣となって中が全く見えなくなりますが、まだ幼虫が見える巣が多いです。
ミヤマシロチョウ(幼虫)
上へ登っていく途中ではクジャクチョウがマツムシソウで吸蜜していました。
クジャクチョウ(吸蜜)
産卵を観察したクロマメノキでもミヤマモンキチョウの幼虫は見つかりません。
山頂近くで卵が多かったところでも見つからず、今回も無理かと思いましたが、しばらく他の食草も探すとやっと見つかりました。
ミヤマモンキチョウ(幼虫)
時期的にまだ小さいと思っていましたが、葉の大きさとの比較で分かるようにかなり成長した幼虫でした。
上の方では何度かキベリタテハも飛んで来ましたが、良い位置に止まってくれませんでした。
下山途中ではヤナギランでシータテハが吸蜜していました。
少し遠かったのが残念です。
シータテハ(吸蜜)
アザミの多い方へ回るとヒョウモン類が多かったですが、綺麗なのはウラギンヒョウモンくらいでした。
ヒヨドリバナでは盛んに吸蜜するヒメキマダラヒカゲですが、ハクサンフウロで吸蜜していました。
撮影しようとしましたが、アザミに移動してしまいました。
ヒメキマダラヒカゲ(吸蜜)
まだフタスジチョウが飛んでいました。
シモツケソウの近くへ来たので期待して待つと葉に止まりました。
タテハの場合は産卵が分かりにくいのですが、確認すると卵がありました。
フタスジチョウ(産卵)
ところが、触ったわけでもないのに卵撮影のカメラの準備をして確認すると卵が見当たりません。
ボロボロの母蝶なのでしっかり固定できなかったなんてことがあるのでしょうか?
残念ですが、周囲を探しても別の卵も見つからずに次の機会を待つしかなさそうです。