2005年6月下旬 埼玉県秩父方面 晴|曇
蝶の撮影に行くのは10日くらい間が開いてしまった。ゼフのシーズンで梅雨の中休みなのだが、忙しかったので仕方がない。
山梨へ行こうと考えていたが、曇の予報なので晴れマークのある秩父へ向かう。午前中が晴れの予報だったが、曇っているので奥秩父まで一気に行く。
良さそうな林道をいくつか散策するが、天気のせいか、期待したゼフの姿は見ることができない。時期が早いのかもしれないし、ポイントが悪いのかもしれない。
見ることができたのは、ルリシジミ、クジャクチョウ、シータテハ、スギグロシロチョウなど。ルリシジミの雌の表翅は初撮影なので、少し嬉しい。蝶でなく蛾なのだが、アゲハモドキもおとなしく静止していたので撮影できた。
やっと薄日が射してきたころに、ウラミスジシジミの卵を見付けた場所を歩いてみる。見たことのない鮮やかな緑色の蝶がヒラヒラと降りてきた。葉の上、地面に静止したところを撮影した。フジミドリシジミに間違いない。
フジミドリシジミ(雄・静止)
ブナはあるので、生息していても間近で撮影できるとは考えていなかった蝶だ。新鮮な個体ではないので、できれば綺麗な緑色を少しでも撮影したかったが、崖の方へ飛んで行ってしまった。シャッターを押したが飛翔は全く写っていなかった。他のミドリシジミとは違う緑色を見ることができただけでも良かったと思う。
奥秩父の蝶
秩父周辺ではウラキンシジミ、カラスシジミを探してみたが、まだ早いのか、ポイントが微妙に違ったのか見ることはできなかった。クヌギのある場所も散策してみたが、やはり簡単にクロミドリシジミも見ることはできない。(^^;
夏型のトラフシジミをかろうじて撮影しただけで、メスアカミドリシジミが発生していると聞いた場所へ行ってみる。途中で栗の花を見てみると近くにミドリヒョウモンが止まっていた。珍しい蝶ではないが、今年の初撮影。
聞いていた場所へ着く手前で良さそうな空間が目に止まったので、少し待っていると、3匹の卍飛翔が始まった。そこで、良い場所へ止まるのを待って撮影した。一度300mmにレンズを交換したが、近くに止まったので、再度レンズを交換して撮影することができた。
メスアカミドリシジミ(雄・静止)
メスアカミドリシジミは初撮影なので、これも嬉しい成果となりました。情報をいただいた志木市在住のFさんに感謝です。
秩父周辺の蝶