2014年4月下旬
嬉しかった撮影を最初に掲載します。
午後から秩父の産卵が撮影できそうなトチノキの場所へ行きました。
このトチノキは手の届く範囲でも4〜5個くらいの花穂があります。
昨年も2度来ましたが、卵が全く見つからないので時間をかけませんでした。
今回は簡単に卵が見つかりました。
5つの卵が写っていますが、分かるでしょうか。
スギタニルリシジミ(卵)
小さい卵なのでクローズアップレンズを使っても細かい部分はあまり綺麗には写せません。
スギタニルリシジミ(卵)
成虫はたまに飛んでくる程度ですが、産卵された卵はそこそこあるので期待できそうです。
卵の撮影をしながら30分ほど待つと5mくらいの高い位置ですが産卵が観察できました。
スギタニルリシジミ(産卵)
この証拠写真では帰る気になれません。(笑)
道の反対側にはフジの花穂もあります。
そこにも卵は付いていますが、ルリシジミかもしれません。
産卵する個体がありました。
ルリシジミ(産卵)
スギタニルリシジミはトチノキがない生息地も多く、ノダフジが利用されていることも多いと最近分かったということですが、両方ある場合はトチノキの方が好まれるようですね。
その後も1時間くらい粘りましたが、諦めて車に乗りました。
トチノキの前をゆっくり通過すると低い位置の花穂に止まっている個体が見えました。
慌てて降りると一度飛び立ちましたが、良い位置に止まりました。
スギタニルリシジミ(静止)
そのまま撮影すると腹端を曲げて産卵してくれました。
スギタニルリシジミ(産卵)
卵を撮影したのは目立つ位置ですが、多くはこのように奥まで腹端を入れて産卵しています。
まさに帰り際の逆転ホームランの気分です。
撮影は300mmですが、マクロでも撮影できる位置です。
なかなか産卵を撮影できそうな場所が見つからないでいましたが、昨年tef_teffさんに教えてもらって今年撮影できました。
あらためてtef_teffさんには感謝したいと思います。