2014年9月上旬
台風は沖の方を通過しただけですが、台風一過で久々に青空が広がりました。
最初に埼玉の渓流地帯へ行きました。
沢沿いを散策するとサカハチチョウが複数吸蜜している花がありました。
サカハチチョウ(吸蜜)
この辺りでは3化なのでしょうか。
少し観察しましたが、春型と同じでずっと吸蜜しています。
時間が取れれば少し時間帯を変えて産卵などを狙いたいところです。
やはり春に比べるとアゲハ類の数は少ないですが、民家の花壇で吸蜜していたのはナガサキアゲハでした。少しずつ増えているようです。
ナガサキアゲハ(吸蜜)
大きなクサギは遠くからしか撮影できませんが、モンキアゲハなどが集まっていました。
モンキアゲハ(吸蜜)
昨年オナガアゲハの幼虫を撮影したカラタチで産卵を期待しますが、やはり時期が遅過ぎたようです。
幼虫を探すと、今回はカラスアゲハの幼虫のようです。
この蝶の幼虫は2度目の撮影です。
カラスアゲハ(幼虫)
午後から秩父のアワブキのポイントへ行きました。
昨年アオバセセリの産卵を撮影したときよりも2週間以上遅いのですが、ずっと天気が悪かったので仕方ありません。
アオバセセリは多数の幼虫の巣がありました。幼虫は何度か撮影しているので巣は開けませんでした。
アオバセセリ(幼虫の巣)
産卵に適した新芽も少ししかないのですが、探しても卵は見つからないので、産卵は期待できそうもありません。
スミナガシも多くの若齢幼虫に少し中齢幼虫も見つかりました。
スミナガシ(幼虫)
それでも探すと卵も見つかったので、こちらは期待できるかもしれません。
スミナガシ(卵)
少し待つと母蝶が産卵に来ました。
何カ所かで産卵しましたが、思ったよりも短い産卵時間でうまく撮影できません。
スミナガシ(産卵)
産卵後に高い位置で休憩です。
スミナガシ(静止)
ゴマダラチョウやアカボシゴマダラの産卵は何度か撮影しているので、同じくらいかと思っていたのが甘かったようです。
個体差かもしれませんが、フォーカスが早いレンズに交換してからはチャンスがありませんでした。
昨年のアオバセセリに続いて思い切り証拠写真しか撮れませんでしたが、また来年挑戦したいと思います。