2015年7月中旬
ツシマウラボシシジミは日本では対馬にしか生息していない蝶ですが、鹿の食害で危機的な状況です。
保全協会で環境作りと平行して飼育繁殖が都内の足立区生物園で行われていました。
多くの方の協力で飼育繁殖も成功しているそうです。
今回は週末の土日に温室で見ることができるということです。
自然環境の中で多くの個体が飛ぶようになることを期待しますが、そうなったとしても対馬まで行くのは簡単ではないので、この機会に撮影に行きました。
温室ではdaronさん、theclaさん、dragonbutterさんなどとお会いしました。
山の方は雨の予報なので、こちらへ来ている人も多いのでしょう。
10時過ぎに着きましたが、飛んでいる個体は少なそうです。
この花が人気のようでした。
ツシマウラボシシジミ(吸蜜)
こちらは吸蜜と思って撮影しましたが、止まっているだけのようです。
ツシマウラボシシジミ(静止)
擦れた個体しか見れないかと思っていましたが、しばらくすると飛ぶ個体が増えて新鮮な個体も見つかりました。
ツシマウラボシシジミ(静止)
薄茶の縁取りがリュウキュウウラボシシジミとの違いのようです。
同じ個体ですが、ストローを出しています。
ツシマウラボシシジミ(静止)
この個体の飛翔を狙いますが、結構素早く飛ぶので難しかったです。
翅表の青も特徴なので写したいのですが、このような体勢で写っていることが多いです。
ツシマウラボシシジミ(飛翔)
擦れた個体の翅表です。角度などでかなり色が変わります。
ツシマウラボシシジミ(飛翔)
吸蜜で花の周囲を飛ぶ時が撮影しやすかったです。
ツシマウラボシシジミ(吸蜜、飛翔)
温室の撮影ですが、熱帯の雰囲気の環境なので野外と錯覚しそうな感覚で楽しめました。
各種の保全活動に協力していただいている方々に感謝します。
いつか対馬で再会したいものです。
なお、温室での公開は足立区生物園が行ったもので、回収する可能性が高いようです。
月曜は休みで、火曜日以降に関しては直接問い合わせた方が良さそうです。