2015年8月中旬
信州は天気が良さそうな予報なので出かけましたが、雲が多いですね。
こんな日は幼虫探しと山へ登ります。
シモツケでフタスジチョウの幼虫を探すと、早くも越冬巣を作っていました。
この時期なら開けても大丈夫でしょう。
暗いのと小さいのでうまく撮影できません。
後から考えると卵撮影と同じにリングライトを使えば良かったですね。
フタスジチョウ(幼虫)
実は以前に撮影したつもりのミヤマモンキチョウの幼虫が浅間の煙さんの指摘で蛾の幼虫ということが分かりました。(^^;
背中に筋があるのは蛾の幼虫のようで、同じような幼虫はモンキチョウの幼虫を探しても何度か見たのを思い出しました。
そういうわけで、ミヤマモンキチョウの幼虫探しのリベンジが目的でした。
上の方まで行くと1日がかりになってしまうので、手軽な場所で探しました。
クロマメノキの食痕を探すと、見つかりました。今度は大丈夫でしょう。(笑)
逆光ですが、食痕がステンドグラスのようにも見えます。
ミヤマモンキチョウ(幼虫)
横からも撮影しました。
横の筋は問題ないはずです。(^^;
ミヤマモンキチョウ(幼虫)
ミヤマシロチョウの越冬巣も少し探しましたが、あまり時間をかけなかったので見つかりませんでした。
同じ幼生期のステージとして少し前に撮影した秩父のスミナガシの卵と幼虫を掲載しておきます。
早めに行ったつもりでしたが、スミナガシは多数の弱齢幼虫と、いくつか孵化した卵がありました。
アオバセセリの産卵に適した新芽は今年は低い位置には見当たりません。
幼虫の巣も見当たらないので、こちらは断念です。
スミナガシは1つだけ卵が見つかりました。
以前に撮影したのは正常な状態ではなかったようで、中身がないような透明な卵でした。
今回はしっかりした卵のようです。
スミナガシ(卵)
驚いたのはすでに終齢の幼虫も見つかったことです。
うまく正面顔が撮影できました。
スミナガシ(幼虫)
8月中に蛹化すると、9月に3化が発生するのでしょうか?
卵が1つでは産卵の撮影は難しいと思って、この日は1時間くらいで撤収しました。