2016年4月上旬
前回と同じ場所へ行きました。
この日は予報通りの好天で、着いたときから多数のスギタニルリシジミが飛んでいました。
昨年から個体数が回復しましたが、今年も同じくらいで一安心です。
谷筋に日が射す時間に行ったつもりでしたが、少し遅かったようで開翅は1度しか観察できません。
仕方なく飛翔で翅表を狙います。
スギタニルリシジミ(飛翔)
カタクリやナガバノスミレサイシンも良い状態でしたが、吸蜜はセントウソウだけでした。
少し翅表の青が見えています。
スギタニルリシジミ(吸蜜)
セントウソウは長めの吸蜜もあるので広角でも撮影できました。
スギタニルリシジミ(吸蜜)
発生初期にセントウソウ以外の花はあまり咲いていなかったので、そういう年は他の花ではあまり吸蜜しないのかもしれません。
ナガバノスミレサイシンでの吸蜜はまた来年以降に持ち越しです。
桜も咲き始めでしたが、吸蜜は観察できませんでした。
帰りがけにシータテハを撮影しました。
この時期に見ると嬉しい蝶ですし、越冬後でも綺麗です。
シータテハ(静止)
ここでは以前に産卵場所を探している雰囲気の雌を観察していますが、今回はテリトリーを張っている雄のようでした。
トラフシジミのポイントへ移動しますが、この日は撮影チャンスがありませんでした。
やはりユキヤナギの吸蜜は持ち越しになりそうです。
ここではホソオチョウが発生していました。
ホソオチョウ(静止)
ミヤマセセリの卵を少し探してみると、運良く1発で見つかりました。
今回はしっかり赤い色をしています。
ミヤマセセリ(卵)
何とか幼虫まで観察したいところです。