2016年5月中旬
早めの時間にウラゴマダラシジミのポイントへ行ってみました。
前日の夜まで雨だったせいか、下へ降りて来る個体は見当たりません。
それでも運良く羽化直後と思われる雌が見つかりました。
翅は伸びていますが、全く飛べないようです。
ウラゴマダラシジミ(静止)
広角も撮影しましたが、開けている場所なので掲載は自粛しておきます。
体で日陰を作ってから離れると少しだけ翅を開きます。
それでも翅表が撮影できるほどには開いてくれません。
30分ほど粘ると、やっとここまで開いてくれました。
ウラゴマダラシジミ(静止)
もう少し開いて欲しいので粘りましたが、そのうち全く開かなくなったので諦めました。
アカシジミのポイントへ移動しましたが、やはり下草に降りている個体は見当たりません。
それでも期待していたガマズミでは新鮮な個体が吸蜜していました。
アカシジミ(吸蜜)
同じガマズミでも吸蜜する花は限られるようで、ハナムグリなども吸蜜している花にしか来ないようです。
今年はピークを過ぎた花が多いので、週末まで持つかは微妙です。
アカシジミ(吸蜜)
位置が高かったり、潜り込んで撮影は難しいです。
最初に撮影した年が一番条件が良かった気がします。
ここでは北アルプスでもお会いした方と会いましたが、一緒に花のところへ戻ってきたときには吸蜜個体はいませんでした。
前回気づいた樹液が出ている場所にはサトキマダラヒカゲとアカボシゴマダラが来ていました。
アカボシゴマダラは翅を広げてスズメバチを威嚇していましたが、結局は並んで吸汁していました。
アカボシゴマダラ(吸汁)
できればゴマダラチョウに来て欲しいです。
ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミを撮影に来るときに撮影したいです。
午後にもう一度ウラゴマダラシジミのポイントへ行くとダンダラさんが来ていました。
しばらく話をしましたが、同じ場所で撮影しているようなので別れて歩きながら撮影することにしました。
交尾が未撮影なので、その方が確率が高いかと思ったからです。
もっとも、この日も交尾は見つけることはできませんでした。(^^;
アワフキムシの巣などの白いものに絡むことが多い雄ですが、この日は撮影しやすい場所で観察できませんでした。
夕方は盛んに飛び回るので撮影チャンスは限られます。
日陰の葉上に止まった雄がいました。
雄は発生してから1週間くらいのようですが、まずまず綺麗な個体です。
ウラゴマダラシジミ(静止)
日陰なら開く可能性があると待つと綺麗な紫色を見せてくれました。
ウラゴマダラシジミ(静止)
ウラゴマダラシジミもちょうど良い時期です。
近いので昨年は4回くらい行きましたが、今年はあと一回くらいしか行けないかもしれません。