2016年7月中旬
連休の最終日は曇りの予報ですが晴れ間もあるというので群馬の高原を再訪です。
山は行ってみないと分からないことが多いですが、結果的には晴れている時間が長く正解でした。
この日の狙いはゼフでなくセセリチョウです。
最初に撮影したのはアカセセリの雌でしたが少しだけ擦れています。
アカセセリ(吸蜜)
何人かの撮影者がジョウザンミドリシジミを撮影していました。
比較的綺麗な個体でした。
そこへ「
登山道の管理日記」の、たにつちさんが来ました。
やはりセセリチョウを撮影しに来たというので一緒にポイントへ向かいます。
一番可能生の高いエリアを探しますが簡単には見つかりません。
止まったのが紛らわしいのはコチャバネセセリなのを確認すると、近くに止まったのが本命のホシチャバネセセリでした。
ホシチャバネセセリ(静止)
発生初期なので当然でしょうが、縁毛も揃った綺麗な個体です。
少し飛んで止まったところで吸い戻しらしい行動を観察しました。
ホシチャバネセセリ(吸い戻し?)
ストローがはっきり分かる形で写っていないのですが、葉に沿って伸びているのでしょうか。
たにつちさんは最近は動画の撮影に熱心なようで、最初から動画での撮影です。
動画でしっかり撮れていれば吸い戻しと分かりますが、静止画でしっかり分かる写真を撮りたかったです。
その後に移動して場所は日陰だったので翅裏をしっとり撮れました。
ホシチャバネセセリ(静止)
別の場所へ行ってから戻ってきたときにもう一度観察しましたが、撮影前に飛ばれてしまいました。
これから増えるのか今年は少ないのかは分かりません。
少ない年は今回撮影したピンポイントに近い場所以外で見つけるのは難しいです。
アカセセリの方は少し擦れた個体と新鮮な個体が観察できましたが、個体数は多くはなさそうです。
それでも草原全体で探せば見つかります。
新鮮な雄の翅裏は名前に反して黄色が綺麗です。
アカセセリ(静止)
同じ場所で翅を開きました。
アカセセリ(静止)
以前はこの場所で見た記憶がないのですが、キリンソウが咲いている場所があり、ヒョウモン類やアカセセリなどの吸蜜源になっていました。
アカセセリ(吸蜜)
ホシチャバネセセリも好む花ですが、この日は来ませんでした。
広角で撮影しようと何度か挑戦しましたが、敏感な個体で接写させてくれませんでした。
もう1種類、ヘリグロチャバネセセリも撮影しました。
ヘリグロチャバネセセリ(静止)
この日はこの個体だけでした。
多い蝶ではないですが発生初期なのでしょう。
ヘリグロチャバネセセリ(静止)
他にダイミョウセセリ、イチモンジセセリ、コチャバネセセリを見ましたが、平地で観察できる蝶は良いシーンでないと撮影しませんね。
たにつちさんにはお世話になりました。ありがとうございます。