2017年4月下旬
久しぶりにチャマダラセセリを見に行きました。
茨城は2010年が最後の訪問、木曽で撮影した2011年が最後です。
「
蝶と蜻蛉の撮影日記」のdragonbutterさん、「
ヘムレン の Nature Photo」のヘムレンさん、「
みき♂の虫撮り友人帖」のみき♂さんが同行してくれました。
最初に行ったdragonbutterさんが数年前に多数を観察した場所は木が成長して良い環境ではなくなっていました。
移動して車が止まっていた林道を進んでみますが食草が全くなさそうです。ハイキングか何かだったのかもしれません。
エンゴサクで吸蜜するルリシジミを撮影しました。
ルリシジミ(吸蜜)
10年以上前に多かった場所を少しだけ見てみますが、ここも食草がかなり少なくなっています。
撮影したのは綺麗なシータテハです。
越冬後と思えないです。
シータテハ(静止)
次に行った場所では採集者が陣取っていました。まだ見ていないようです。
探していると羽化直後と思われる新鮮な雌が飛び出しました。
良い位置で撮れていないのですが、新鮮なことが分かるように大きめにトリミングします。
チャマダラセセリ(静止)
翅裏はまずまずの感じで撮影できました。
チャマダラセセリ(静止)
この位置で動かなくなってしまいました。
3時間待っていたという採集者に譲ってしまいましたが、写真を見直すともう少し粘るべきでしたかね。(^^;
次の個体は間に合いませんでしたが、擦れていたようです。
その次も新鮮な個体ですが雄でした。
こちらも、あまり開きません。
チャマダラセセリ(静止)
翅裏が綺麗な蝶だと思うので嬉しいのですが、開翅も撮影したいですね。
半開翅まででした。それほど気温が高くない時間帯なのに不思議です。
チャマダラセセリ(静止)
その後は全く飛ばなくなったので、少し離れた場所を探してみました。
食草はそこそこありましたが、チャマダラセセリは発生していないようでした。
もう一度戻るとヒメオドリコソウでの吸蜜が観察できたようです。
間に合いませんでしたが、このときは開翅は撮影できました。
チャマダラセセリ(静止)
その後、飛んだ方向を探しました。
同一個体か分かりませんが産卵行動のようです。
小さい葉の裏側に産卵することが多いので、腹端まで写すのは難しいです。
チャマダラセセリ(産卵)
僕は雌を追跡しましたが見失いました。
産卵場所で卵を探してくれたのはdragonbutterさんです。
複数で撮影しているとこういう役割分担もできるのが良いです。
チャマダラセセリ(卵)
一番良く撮れていたのは露出補正を忘れていました。
左側が白飛びなのですが、卵の部分は大丈夫なので縦にトリミングしました。
予報通りに曇ってきたので帰路につきました。
貴重な生息地なので継続して発生してもらいたいですが、良い環境で確認できたのが一カ所だけなのが少し心配です。
同行の皆様には撮影以外でもお世話になりました。ありがとうございます。