2017年6月中旬
週末は土曜の午前と日曜の夕方が仕事でした。
土曜は夕方にウラクロシジミのポイントを再訪しました。
撮影したのはテリトリーを張っていたシータテハです。
シータテハ(静止)
夏型のシータテハはキタテハと紛らわしいです。
この個体は特に尾状突起の丸みが少し弱い感じで迷います。
青鱗が出ていないのと、前翅の基部の黒斑がないのでシータテハで良さそうです。
ウラクロシジミはこの日はなかなか飛び始めません。
やっと活動を始めたのは帰る少し前でした。
前回とは2時間近い差があります。
ウラクロシジミは最初に神奈川で観察したときは最も遅い17時頃の活動開始でしたが、それに次いで遅い時間です。
「ウラクロシジミの不思議」とパクリ企画(笑)で記事を書こうかとも思いましたが、何が違うのでしょうか?
今までは曇っているか晴れているかが大きな要因かと思っていましたが、この日は雲が多い時間も飛びませんでした。
そこで気温が影響しているのではと考えると過去の観察も何となく正解のような気がします。
何となくというのは気温をしっかり覚えているわけではないからです。
この日は最高気温が30度くらいで、前回は25度くらいです。
例えば気温が20度を下回ると活動開始なのかもしれません。
来年以降に気温を考えながら撮影してみようと思いますが、今年は個体数も少ないので早めにこの日の撮影は諦めました。
日曜はウラミスジシジミなども考えましたが、オオミドリシジミにしました。
活動開始していい時間ですが、こちらもなかなか飛びません。
個体数が少ないポイントなので心配でしたが、30分くらいするとやっと観察できました。
確認できたのは雄が2個体だけです。
下草にも止まるのですが、輝かない向きです。
オオミドリシジミ(静止)
距離は遠いですが樹木の葉に止まると、こちら向きになります。
やはり開けている空間を向いて止まることが多いので仕方ないですね。
少し擦れているのか、なかなか良い色がでませんでしたが、一度だけ全体が輝く角度で止まってくれました。
オオミドリシジミ(静止)
ウラミスジシジミよりは半分以下の時間で行けますが、もう少し近くで個体数も多い場所を探したいところです。
午後に近場のゼフのポイントで少し産卵を狙ってみました。
アカシジミかウラナミアカシジミは2回見ただけです。
ミズイロオナガシジミは何度か飛んで来ましたが、雌を探している雄のようです。
ゼフの産卵は成果なしですが、代わりに撮影できたのはムラサキシジミでした。
産卵場所を探してコナラの周囲を飛んでいました。
最初は周囲にアラカシがないか探しながら観察しましたが、コナラも食樹なのを思い出しました。
ムラサキシジミ(産卵)
ムラサキシジミは良い産卵シーンが撮れていないので、葉被りが残念です。
コナラが食樹だと気づく前に見逃した産卵があったかもしれません。(^^;