2017年12月上旬
前の記事に記載したように、集団は1つの葉に2個体が最大と少し寂しい状態でした。
ルーミスシジミ(静止)
どうやら今年はNさんが観察した11月の4個体が最大のようです。
以前の最大7個体のときは僕は5個体と隣の葉に1個体を撮影しています。
そのときの記事のリンクです。「
以前の越冬集団」
同じ樹に2個体が2カ所、1個体が数カ所とばらけていました。
こちらは1個体です。
ルーミスシジミ(静止)
ほとんどの個体はほぼ同じ場所へ戻ってくるようですが、違う場所へ移動する個体もあるようです。
2個体の集団は陽が当たると片方が翅を開きました。
ルーミスシジミ(静止)
開いた方は少しすると飛び出して、午後に戻ってくるところも確認できました。
もう一方は翅を閉じたまま活動しません。
別の2個体の集団も片方だけが活動して戻ってきました。
このような個性はムラサキシジミやムラサキツバメも同様で、ほとんど活動しない個体や気温など条件の良い場合だけ活動したりと様々です。
何とか3個体の集団にならないかと待ったのですが、帰る少し前に集団の中に入るように飛んだ個体があったのですが、はじけるように飛び出してしまいました。
地面で吸水を繰り返す個体も撮影しました。
ルーミスシジミ(吸水)
奥の方では葉で何かを吸っている個体もいましたが、ストローがはっきり写っていたのは1枚だけです。
ルーミスシジミ(吸汁)
吸水や吸汁する個体は合間に開翅もして良いモデルになってくれました。
この個体はしばらく撮影した後に枯れた部分のある葉に止まりました。
止まった場所を考えると早めに活動終了だと思われました。
帰る前に確認すると同じ場所に止まっていました。
ストロボを使っているせいもありますが、肉眼で見ても場所が分かっていないと気づかないくらい同じ模様に見えます。
ルーミスシジミ(静止)
dragonbutterさんの方がコントラストがある写真で見やすいです。
蝶が分かりにくいという面ではこれもいいのかもしれません。(^^;
カシの葉は枯れると白っぽい色に斑点が付くので、ルーミスシジミの翅裏とそっくりです。
進化の過程で近づいたのでしょうかね。