2018年4月下旬
黒系アゲハも出始めているということで、埼玉の渓流地帯へ行ってみました。
平地の公園のミツバウツギも背の高い樹も良い状態でした。
渓流地帯のミツバウツギも日当りの良い場所は期待できそうです。
予想通りにハチやアブなども吸蜜に集まっています。
想定外だったのはルリタテハの吸蜜です。
ここではルリタテハを見たことなかったのですが、2個体が長く吸蜜していました。
ルリタテハ(吸蜜)
季節の進行が早過ぎるから越冬したルリタテハも生き延びているのでしょう。
アカタテハの産卵もここでは初めての観察です。
アカタテハ(産卵)
周囲のカラムシをチェックすると、ほとんどの株に1卵が見つかります。
母蝶が卵の無い株に産卵とも思えないのですが、これなら途中で餌が足りなくなることもないでしょう。
まだ早いかと思いましたが、アオバセセリも飛んで来ました。
アオバセセリ(吸蜜)
この地域では個人的には5月5日が一番早い観察なので、2週間早いです。
平年との比較では3週間ですね。
平地の多摩では何度か4月中の観察がありますが、それでも4月26日です。
アオバセセリ(吸蜜)
飛び立った写真も何回か写っていましたが、シャッター速度が遅すぎでした。(^^;
V2の設定はまだ試行錯誤の最中なので仕方ないですかね。
その後も何度か吸蜜に来ましたが、このミツバウツギは大きいので良い位置で撮影できません。
他ではオナガアゲハが吸蜜に来ました。
オナガアゲハ(吸蜜)
ツツジのポイントはまだ咲きはじめで、常にオナガアゲハやカラスアゲハが来ている状況ではないです。
それでもオナガアゲハは撮影できました。
オナガアゲハ(吸蜜)
ヤマツツジや日当りが悪い場所のミツバウツギは連休の前半がベストでしょうか。
サカハチチョウも探そうと一番可能性の高い林道へ行きましたが、ヒメウツギがほとんど刈られていました。
食草もかなり刈られている印象です。
根から伐採しているわけではないので、数年で回復するとは思いますが残念な状況でした。
ここのヤマツツジが見頃なら標高を上げようかとも思ったのですが、諦めて早めに帰りました。