2006年4月上旬 八王子市、奥多摩町 晴
高尾の林道へ行く。目的は「
蝶の写真館」のDさんが撮影したウスバシロチョウの幼虫。ミヤマセセリの雌の吸蜜、発生しているらしいトラフシジミも期待したい。
いつもより奥まで車で行くと、そのトラフシジミがすぐに出迎えてくれた。やはり春型は美しい。
トラフシジミ(静止)
スミレも種類が変ってきているようで、エイザンスミレが多い。ヤマルリソウ、ジロボウエンゴサクも咲いている。(ジロボウだと思うのだが、ヤマエンゴサクと写真だけでは区別が難しいようだ)
教えてもらった場所で探すと、時間が早めなので枯葉の下なども見ていたのだが、ウスバシロチョウの幼虫はムラサキケマンの茎を食べていた。
高尾の花と蝶の写真(幼虫注意!)
藤野へ行くことも考えていたが、前日悔しい思いをしているので、奥多摩へ転戦。
昨年吸蜜を撮影したキブシの花は少し条件が良くないようなので、上流へ移動してみる。
途中でスギタニルリシジミの吸水や飛翔を撮影する。飛翔はぎりぎりフレームに入っていた。
ここのキブシは全て谷側にあるので、撮影が難しいのだが、良い場所に咲いているのを見つけて待ってみると、吸蜜を撮影できた。
スギタニルリシジミ(吸蜜)
他にもコツバメ、ミヤマセセリの雌の吸蜜を撮影できた。ミヤマセセリの雌はここでは早いかと思っていたが、撮影できて嬉しい誤算である。
奥多摩の蝶の写真
スギタニもコツバメも昨年よりは良く撮れたので満足して帰るが、工事渋滞に火事だろうか多くの消防車が通っていくが、こちらは全く動かずにトンネルの中で長時間待たされてしまった。