2006年7月下旬 晴
高山蝶の撮影を早めに切り上げ、林道の蝶を撮影するために下山する。
一番の目的のオオイチモンジのポイントを目指す。
途中ですごい数のコムラサキの集団吸水を見ることができた。シータテハも少し混じっている。
コムラサキ(集団吸水)
紫の輝きを撮影しようとしたが、なかなか複数の個体が同時に輝くところは難しい。
小石を投げて飛び立ったところを撮影してみたが、「やらせ」のわりに出来はいまいち。(^^;
オオイチモンジが多いという石垣のところまで来たが、途中で一度見ただけで撮影チャンスはない。石垣で吸水しているのはコムラサキとシータテハだけのようだ。
仕方ないので、対岸の食樹の幼木が多かった付近まで行ってみることにした。途中でミドリヒョウモンの交尾を発見。最初はメスグロヒョウモンと迷ったが、雌の方が色が黒い個体のようだ。
ミドリヒョウモン(交尾)
目的地はまだ先なのだが、突然オオイチモンジが飛んできた。木の葉に止まって、飛び立ったので駄目かと思ったが、下へ降りたところを撮影できた。3年前に北海道で見て以来の再会である。もしかして雌かと思ったが、図鑑で確認するまで分からなかった。(^^; 蝶の撮影をしていても登山客が遠慮しないで横を歩いてしまったので、広角撮影するチャンスはなかったのが少し残念である。
オオイチモンジ(雌・吸水)
上の写真でもかすかにストローが見えるが、横から撮影したのを見ると吸水しているのがよく分かる。雌の撮影が難しいのは、吸水するのが雄ばかりだからなのだが、貴重な吸水シーンを撮影することができた。
オオイチモンジ(雌・吸水)
食樹のところまで行く必要はなくなったが、カラスシジミを期待して少しだけ先まで行ってみる。カラスシジミは見れなかったが、イケマで吸蜜するキバネセセリを撮影。
さすがに歩き疲れて、ここで戻ることにした。オオイチモンジが雌と分かっていれば足取りも軽やかだったかもしれないのだが、最後は何度も休憩しないと先へ進めない状態だった。(笑)
北アルプスの林道の蝶の写真