2006年10月下旬 晴
レンタカーの送迎を頼むと9時になるようで、少し距離はあるが散歩しながら歩くことにした。
海に近い、以前にアオタテハモドキなどを撮影した場所へ行ってみる。残念ながら何も飛んでいなかったが、海辺の鳥をシルエットで撮影したのが良い雰囲気だ。
8時過ぎに車を借り、無事にGX8を受け取る。(笑)
お気に入りの林道へ行くと、鮮やかなカラスアゲハが飛んでいる。この日は何度か新鮮なカラスアゲハを見ることができた。初日には新鮮な個体は見ていないので、西表へ行っている間に羽化したのだろう。
すごい綺麗なのだが、撮影は難しく、思ったような色を再現できていない。吸蜜を撮影した1枚がまずまず撮れた方だが、ゆっくり静止していたのを綺麗に撮れていないのが悔しい。
カラスアゲハ(吸蜜)
吸水シーンは写りは悪いが、翅裏の斑紋の色が印象的なので掲載しておきます。掲載したものは全て別個体だが、同じ位置に白い筋が入っている雌は遺伝なのだろうか。
少し先へ行くと、距離はあるが、初めて見るヤエヤマイチモンジの雄が止まっていた。2年前にミスジ型の雌は撮影しているが、雄は未撮影なので傷みはあっても嬉しい1枚だ。
撮影していると、隣に別のタテハチョウが止まった。こちらは完全な初撮影のヤエヤマムラサキだ。もっとも、後で調べるまでリョウキュウムラサキかもと思っていたのだが。(笑)
今回の遠征で、唯一撮影できた2種がツーショットとは贅沢というか、不思議なものである。
ヤエヤマイチモンジ、ヤエヤマムラサキ(静止)
ヤエヤマイチモンジは気づいたら見えなくなっていたが、ヤエヤマムラサキは一度飛び立ち、近くに止まれという願いも空しく、ほぼ同じ位置で少し高いところに止まった。そこで翅を開いたが、ほとんど翅表は見えない。先ほどの位置ならまだ良かったのだが。
次に標高の高い場所へ行くと、今度はリュウキュウムラサキの雄がいた。
こちらも葉に止まって翅を閉じているところは撮影できたが、鮮やかな翅表は見ることができなかった。
それでも、これまで全く撮影機会のなかったムラサキ3兄弟を続けて撮影できたので嬉しい。
関東で撮影したムラサキ兄弟を掲載したところだが、八重山では上記2種にメスアカムラサキを加えた3兄弟がやはり魅力的だ。ちなみに、ヤエヤマムラサキは初撮影で、メスアカムラサキは未撮影。(^^;
近くではルリタテハも撮影できた。西南諸島亜種は青帯がやや内に片寄るとあるが、確かに青帯から外側の幅が広いようだ。
八重山遠征7【石垣島】の写真