2007年6月下旬 晴|曇
キマダラルリツバメが発生しているということで、2年ぶりの撮影に挑戦。
キマリンの愛称でも親しまれている翅裏、翅表ともに魅力的なシジミチョウである。
2年前は午前中に雌しか撮影できていないので、雄の瑠璃色の翅表が一番の目的である。
以前に撮影した場所を中心に昼頃まで吸蜜個体を探すが見つからず、これなら山形のチョウセンアカシジミとのダブルヘッダーが良かったかも。(笑)
夕方に「
蝶の玉手箱」のCさんに教えていただいたテリ張りポイントに行ってみる。
しばらく探すと、テリトリーを張っているのではなく、羽化直後と思われる雄を発見。尾条突起の先端の白い部分が1つないのが残念だが、新鮮な個体をゆっくり撮影できた。
キマダラルリツバメ(雄・静止)
日影を選んで止まり、葉の下にぶら下がるなど翅を開く気配は全くない。(^^;
一度見失って、再び見つけたときには日向に止まるようになっていた。逆光から撮影してみた。
「開け」と念じ、口にも出してみたが、10分くらいで飛び去ってしまった。うーん、残念。(笑)
気を取り直して散策を再開すると、高速で飛び回る明らかなテリトリー行動の雄を見かける。数個体いるようだが、しばらくは止まる場所がなかなか見つけられなかった。
ようやく、よく止まる位置を見つけ念願の瑠璃色を撮影できた。ピンボケ気味だが、一番綺麗な個体なので、必死にレタッチして掲載。(^^;
キマダラルリツバメ(雄・静止)
そこも日影になって止まらなくなると、少し低い位置に止まるようになった。
そこで撮影した翅を開く途中の半開状態が今回のお気に入りの1枚。
キマダラルリツバメ(雄・静止)
傷んだ個体は片側の尾条突起が完全に無くなっていたり、もっと破損しているものもいる。激しいバトルを繰り返すので、すぐに傷んでしまうのだろう。その光景が見れただけでも幸せな時間である。
背景はいまいちだが、広角でも撮影できた。もっとも、背景が良いと掲載が難しかったかもしれない。(^^;
会津のキマダラルリツバメの写真
情報を提供してくれたCさん、了解してくれたEさんに感謝です。ありがとうございました。