2007年7月上旬 曇|晴
兵庫県のウスイロヒョウモンモドキの観察会が開催されるので、「
フィールドノート」のTさんと合流して前日のマーキング調査から参加することになった。
このマーキングは発生している個体数を調べるためのもので、アサギマダラの移動ルートや距離などを調査するのとは目的が違います。
主にネットインした蝶にマーキングをする役割を担当したのだが、慣れないので時間もかかるし、うまく捕まえていないと動いて翅を痛めてしまいます。発生の初期で新鮮な個体ばかりなのだが、少しスレた個体を作ってしまった。(^^;
後翅に腹部を上にして数字を書くのだが、これもスムーズに書けないことが多い。読みにくい字で再捕獲したときに判別困難なケースもあったようだ。(笑)
同じ向きに書いた方がいいのだが、どちらでもOKで、書きやすい方へマーキングしたので写真のように向かい合って両方に数字が見える形になってしまった。これは何とか数字も分かりやすく書けたと思うのだが。(^^;
本格的な撮影は観察会で行うことにして、求愛以外はgyoromeで数枚撮影した。
ウスイロヒョウモンモドキ(雄・静止)
捕獲しているYさんがエゾミドリシジミをネットインしたので記念撮影。(笑)
エゾミドリシジミ(雌・静止)
この日は15名程度で300強のマーキングを行った。翌日の午前と午後に再捕獲と新規の捕獲を同じように行って発生数を計算するそうだ。いずれにしても、絶滅寸前から回復して多くの発生が継続しているのは嬉しいことです。このような調査を含めて長年の保全活動を行ってきた「兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会」、関係者の皆さんに感謝したいと思います。
兵庫遠征の写真1