2007年7月上旬 曇|晴
マーキング調査が終わってから「
但馬の蝶・播磨の蝶」のTさんの案内で、ハヤシミドリシジミが多く見れる場所へ案内していただいた。
天気や気温などの条件はあまり良くないようで、大乱舞まではいかなかったが、各所で卍飛翔が観察できた。開翅する個体も少ないようだ。
関東で良い写真が撮れていない蝶なので、喜んで撮影。
開翅は何度か見ることができたが、撮影しやすい場所では少ししかチャンスがなかった。
ハヤシミドリシジミ(雄・静止)
カシワは広い範囲に点在していて、場所によっては全開を撮影できた人もいるようだ。
雌は少し奥の方などに止まることが多いようで、ストロボを強めに発光しないと撮影できなかった。雄は葉の間を丁寧に探しながら飛び回っている。
そろそろ帰るために集まっていたところで、求愛シーンを観察できた。ぎりぎりのところで1回だけシャッターを切ったが、設定もずれていて画質も悪い。思いきりトリミングして、かろうじて腹部を曲げて求愛している雄が確認できる。証拠写真だが、貴重なシーンなので掲載しておきます。
宿では、すき焼きで宴会。別の産地のウスイロヒョウモンモドキの状況や食草に関する研究発表を聞かせていただいたのも貴重な機会でした。
部屋へ戻ってからも宴会は続いていたようだが、夜行バスで熟睡できていないので早めに就寝。(笑)
翌朝は「
週末・ガサガサ団」のKさんの案内でカラスシジミ、アイノミドリシジミ狙いで出撃。Kさんには前日も同乗させていただくなど、お世話になりました。
朝は晴れていたが、ガスが出て来てアイノミドリシジミは飛ぶ気配がない。
移動してKさんがハルニレを叩くとカラスシジミが落ちて来る。早朝に叩くと落ちてくるというのは常識らしいが、知らなかったので今まで撮影で苦労していたようだ。(^^;
撮影できる場所に落ちたのは2個体で、片方はすごく新鮮だった。
カラスシジミ(静止)
カラスシジミは尾条突起が2つあるように見えるが、このように先端に白い部分があると、キマダラルリツバメ同様に全部で尾条突起が4つと言っても良さそうだ。
再びアイノミドリシジミの場所へ行くと、一度高い場所を飛ぶところが見れたが、撮影チャンスはなさそうなので引き上げる。
次は、いよいよ本命の観察会です。
兵庫遠征の写真2