2007年7月上旬 曇|晴
ウスイロヒョウモンモドキの観察会は、70名ほどの参加者で、守る会の方々が腕章を付けて説明役を担当しています。
前日の夕方のハヤシミドリシジミの撮影から合流している「
野道を行けば」のAさん、Tさん、「
空飛ぶ生き物たち」のYさんと御両親も参加しています。
ポイントまで登って、Nさんトラップで午前のマーキングまで協力のTさんの様子を見に行くと、何やら熱心に撮影している。急いで近づくとウスイロヒョウモンモドキが白花のアザミで吸蜜しているところだった。ところが、撮影直前に逃げられて貴重なシーンを撮りそこなってしまった。(^^;写真はTさんのブログで見て下さい。(笑)
ウスイロヒョウモンモドキは白い花が好みのようで、ここでの主な吸蜜源はオカトラノオ、イブキショウマだそうだ。アザミは多いが、ウラギンヒョウモンなど他の蝶が吸蜜しているのにウスイロヒョウモンモドキは吸蜜しない。他の産地ではアザミが好んで吸蜜される場所があるそうで、今回の白花などが吸蜜植物の多様化のきっかけになったりするのかもしれない。
個体数の多い場所へ移動して、マクロで翅表、翅裏を撮影。この仲間は翅裏が魅力的で、コヒョウモンモドキが夕方の草原で翅を閉じて休んでいるのを初めて見つけたときの感動は忘れられない。
少し翅を開いたところを背景にアザミのボケを入れて撮影してみた。
ウスイロヒョウモンモドキ(雄・静止)
少し飛翔写真に挑戦したが、使えそうなのは1枚だけ。
再び白いアザミの場所へ行ってみると、本命ではなくウラギンヒョウモンが吸蜜に来ていた。
しかし、ここへ来たおかげで唯一の吸蜜シーンを撮影できた。黄色いニガナで吸蜜する個体を撮影できた。
ウスイロヒョウモンモドキ(雄・吸蜜)
好んで吸蜜するオカトラノオが咲き始めだったことや、曇りがちで気温が上がらなかったこと、発生初期だったことなどから、吸蜜行動はほとんど見れなかった。
しばらく雨のようなので、もう1回引っ張ります。(笑)
兵庫遠征の写真3