2008年7月上旬 晴
今年はチョウセンアカシジミ周辺のゼフもあまり良くないようなのですが、たにつちさんがウラミスジシジミを撮影したことで、出撃の後押しをしてくれました。
近くの林道ではウラナミアカシジミが少し見れただけでしたが、最後にエゾミドリシジミが目の前に止まりました。一度シャッターを切ったのですが、逆光で暗いのでストロボを使おうとしたときに翅を開きました。回り込んで翅表を撮影すると雌でした。雌の翅表は初撮影なので嬉しいのですが、雄の輝きも目の前で見たかった複雑な気分です。(笑)
エゾミドリシジミ(雌・静止)
時間もあるので少し範囲を広げて散策してみることにしました。別の林道を見つけて歩いてみると、こちらの方がウラナミアカシジミも多い印象です。高めの樹が多いですが、こちらも良さそうな環境でした。
更に標高の高い場所へ行ってみました。こちらの林道ではメスアカミドリシジミがテリトリーを張っていました。大部分が10メートルを越える高い位置で手が出ませんが、1匹だけ比較的低い位置で撮影させてくれました。持ち込んだ脚立も初めての活躍です。(^^;
メスアカミドリシジミ(雄・静止)
夕方にチョウセンアカシジミの様子を見ながら少し離れた林道の様子を見に行くと、入口付近でエゾミドリシジミの占有行動を観察できました。ここでも脚立が活躍です。
エゾミドリシジミ(雄・静止)
初日は6時半頃に撮影終了して温泉で汗を流して道の駅で宿泊です。
翌朝は綺麗な朝焼けでしたが、すぐにガスが出てしまいましたが、早朝から頑張って叩いてみました。
最初の林道ではエゾミドリシジミの雄、ミズイロオナガシジミが落ちてきましたが、めぼしい成果はなしです。
次の林道で待望のウラミスジシジミが降りてきました。今までで見た中で一番新鮮な個体です。
ウラミスジシジミ(静止)
ススキの葉の隙間から何とか撮影した後、しばらく待ちましたが動く気配がありません。思いきって邪魔な葉をどけようとしたら薮の中へ逃げられてしまいました。嬉しい反面、残念な気持ちですね。(^^;;
標高の高い林道へ移動してみました。ブナも多いのでフジミドリシジミも期待できそうですが、少し時間が遅いでしょうか。
可能性が高いと思っていたのはアイノミドリシジミだったのですが、どうやらジョウザンミドリシジミのようです。最初に見たのがオオミドリシジミに似ていたので、ジョウザンミドリシジミと確認したのは画像を見直してからでした。
不思議なくらい翅を全開にしない個体ばかりです。一番開いたのでこれくらいです。
ジョウザンミドリシジミ(雄・静止)
少しすると数が増えて卍飛翔も始まりました。
ジョウザンミドリシジミ(雄・飛翔)
多くの種類を撮影したわりに良い写真が少ないですね。
もう少し掲載します。
ウラナミアカシジミ(静止)
メスアカミドリシジミ(雄・静止)
エゾミドリシジミ(雄・静止)
ジョウザンミドリシジミ(雄・飛翔)
by banyan10
| 2008-07-04 16:30
| 蝶
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