2008年10月中旬 曇→晴
なかなか羽化が進まないクロコノマチョウの蛹だが、前日の午後に緑の部分が多いものの、羽化の徴候が進んでいるということで見に行ってみることにした。
朝は雨が降っていたし、羽化するとしても午後の可能性が高いと判断して午後から出撃してみました。
ところが、すでに羽化した後で少し残念でしたが、蛹の殻と一緒に羽化直後の個体を撮影できたので良しとしましょう。
クロコノマチョウ(雌・静止)【クリックで拡大】
ところで、上の個体は観察を続けていた蛹でなく、見逃していた蛹です。
観察を続けて羽化が近いと思っていた蛹もすでに羽化後で殻になっていました。
周囲に新鮮な雄がいたので、その蛹から羽化した個体だと思われます。
クロコノマチョウ(雄・静止)
最初に雄の飛翔を狙って追い掛けましたが、フェンスの向こうへ逃げられてしまいました。
すでに雌も移動していたので、同様に追い掛けます。
夕方はほとんど陽が当らない場所なので、EX-F1での飛翔は難しいかなと諦めかけました。
茶畑まで飛んだところを広角で撮影しました。
クロコノマチョウ(雌・静止)【クリックで拡大】
ここも日影ですが、比較的明るいことに気づきました。飛翔はゆるやかな蝶なので、ISO800でシャッター速度を落とせば何とかなりそうです。1/1600で撮影すると、翅が上下しているコマはぶれていますが、開ききった状態では止まってくれました。
クロコノマチョウ(雌・飛翔)
背景の上部が粗いのは仕方ありませんね。雌は内側までオレンジが広がることがあるようで、この個体もその傾向が出ています。翅をめったに開かない蝶なので嬉しい1枚です。
現地では「蝶・チョウ・ゆっくり歩き」のchochoensisさんと合流し、無事に蛹になったシルビアシジミを撮影させていただきました。ありがとうございます。
シルビアシジミ(蛹)
by banyan10
| 2008-10-12 15:37
| 蝶
|