2008年10月中旬 晴
ヘムレンさんの前日の写真を見て羽化する可能性が高いと判断したクロコノマチョウを見に行きました。9時半に到着すると、蛹は黒くなっています。数時間で羽化しそうです。ストロボを使うと中の翅のオレンジが浮かび上がって見えます。
クロコノマチョウ(蛹)
近くには翌日に羽化しそうな蛹もあります。こちらも綺麗です。
クロコノマチョウ(蛹)
少しすると「愛野緑の撮影記録」の愛野緑さんが来ました。話をしたり、周囲を散策して待つことにしました。
ムラサキシジミ、ムラサキツバメの開翅を撮影しました。
ムラサキシジミ(雄・静止)
ムラサキツバメ(雌・静止)
他にもテングチョウが多く、アカタテハなどもときおり飛んできて遊んでくれます。
11時半頃にようやく剥離が進み始めました。蛹の殻と密着していた翅が離れて白くなっていきます。1時間で剥離が完了しました。
クロコノマチョウ(蛹)
ちょうど良いタイミングでやって来たのが「西久保田んぼへようこそ」の霧島緑さんです。(笑)
それでも、なかなか羽化が始まらないのでクロコノマチョウの成虫を撮影したりしました。
クロコノマチョウ(雄・静止)
2時過ぎにようやく蛹に亀裂が現れました。座って話をしていた2人を呼んで3人で交互に撮影しました。羽化が始まると出てくるのはあっという間です。野外では初めての観察で感動しました。
クロコノマチョウ(羽化)【クリックで拡大】
最後の右下の写真だけストロボを使っています。
結局、1日かかってしまいましたが、しっかり撮影できたので良かったです。
狭山丘陵での観察が続きましたが、これで一区切りという感じです。
by banyan10
| 2008-10-14 12:49
| 蝶
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